仲介手数料からのキャッシュバックがほとんど
キャッシュバックとは、商品を購入した際にその金額の一部が現金で戻ってくる仕組みのことです。
沖縄県のポータルサイト「グーホーム」や「うちなーらいふ」に掲載されている新築建売住宅の販売会社では、「今なら120万円キャッシュバック!」や「大型キャッシュバック+引越し費用0円」といった魅力的なフレーズで買い手を惹きつけています。一見すると、3000万円の家を買えば100万円が戻ってくるように思えますよね。でも、実際はそう単純ではありません。
実は、3000万円の家を購入する際には「諸費用」という追加コストが発生します。この諸費用がなかなか曲者で、一言で説明するのは難しいものです。多くの場合、業者が言う「キャッシュバック」は、家の本体価格である3000万円から差し引かれるものではなく、この諸費用の一部から出ていることがほとんどです。まれに売主がキャンペーンの一環で家電をプレゼントするケースもありますが、そんなお得な話はほぼ例外と考えていいでしょう。
つまり、「キャッシュバック」という言葉に飛びついてその中身をよく確認せずに業者に決めてしまうと、期待外れの結果になる可能性が高いのです。3000万円から100万円戻ってくるわけではなく、家の価格は3000万円のまま。キャッシュバックの原資は諸費用の中から捻出されるということになります。
では、この「諸費用」とは具体的に何でしょうか?大きく3つに分けられます。
- 家を買う際の手続きにかかる費用
- 銀行に支払う費用
- オプション工事代金
キャッシュバックの対象となるのは、主に1番目の「手続きにかかる費用」です。さらにその内訳を見てみると。
- 登記手続き費用
- 仲介手数料
- 税金関係
- 火災保険関係
この中で特にキャッシュバックの原資となるのが「仲介手数料」です。仲介手数料の計算式は以下の通り。
家の価格× 3% + 6万円 × 消費税
例えば、3000万円の物件の場合、仲介手数料は約100万円になります。一方、諸費用の総額は建物代金の8%程度と言われており、3000万円の物件なら約240万円。このうち仲介手数料が100万円を占めるわけですから、諸費用の中で大きな割合を占めていることがわかります。
一見すると「キャッシュバック」は親切なサービスに思えますが、見方を変えれば「お客様を釣るための餌」に過ぎないとも言えます。そうした業者のキャッチコピーを見ると、お金のことばかり強調していて、肝心の「家そのもの」についてはあまり触れていないことが多いです。大事な情報を隠してしまうような業者に任せると、後で困ることになりかねません。
目先のお金に惑わされて、本当に大切なものを見失わないように注意が必要です。
レキオスハウジングは仲介手数料無料
住宅購入は人生で最も大きな買い物の一つです。焦って決めるのは絶対に避けるべきです。弊社では最初から明確に「仲介手数料無料」を掲げています。キャッシュバックのような回りくどい表現を使わず、買主様から一切の手数料をいただきません。安心してご相談ください。